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「3種族混成」について【バトルグラウンド】

 

 

0.はじめに

この記事では、バトルグラウンド(以下、バトグラ)で最もメジャーな構成の1つである「3種族混成」の説明および考察を行います。

なお、この記事での「構成」とは「酒場から取りたいミニオンが定まったときの、自分の盤面パターン」という意味だと思ってください。おそらく、みなさんが思う「構成」とは大きくずれていないとは思います。

 

1.「3種族混成」とは

先に「3種族混成」の簡単な例を載せておきます。あくまで一例です。

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マーロック、ドラゴン、獣の「3種族混成」です。《アマルガドン》は種族数にカウントしません。あまりいい例ではないので、もっといい例があれば入れ替えておきます。

 

「3種族混成」という構成のコンセプトは「自分のミニオンの種族数を3種族とすることで効率的にバフし、相手のミニオン2体以上を1体で倒して戦闘に勝つ」ことです。ゲーム中盤(8ターン目~)以降、戦闘フェイズでのミニオン数は基本的に双方同じ7体なので、自分のミニオン1体で相手のミニオン2体以上を倒すことで、戦闘終了時に自分のミニオンが残る、すなわち勝利できるようにします。

 

では、自分のミニオンを効率的にバフするために、なぜ3種族とするのでしょうか?

バトグラにて雄叫び効果で味方ミニオンをバフするミニオンのうち、特にバフ効率の高いミニオンが2体います。それは、《ミナジェリのジャグ》《ミナジェリのマグ》(以下、ミナジェリ族)です

他のバフミニオンが基本的に1体を+2/+2バフする一方、《ミナジェリのマグ》は3体に+1/+1(計+3/+3バフ)、《ミナジェリのジャグ》は3体に+2/+2(計+6/+6バフ)と1体当たりのバフ量が破格なため、効率的にバフするためにはミナジェリ族のバフ効果を最大限活かしたいです。

ただ、このミナジェリ族は「最大3つの種族」から「ランダムに1体ずつ」をバフします。ここが重要です。

まず、自分のミニオンの種族数が2種族以下の場合、ミナジェリ族によるバフ対象は2体以下となってしまいます。これではミナジェリ族によるバフの総量が下がってしまい、最大限活かすことができません。したがって、種族数は3種族以上とすべきです。

次に、ミナジェリ族のバフ対象は指定できないため、種族数が4種族以上だとバフが分散してしまいます。バフが分散すると中途半端な大きさのミニオンばかりとなり、戦闘で相手の大きなミニオン1体を倒すために2体以上倒される可能性が高まります。これは構成のコンセプトから外れてしまうため、バフ対象を集中させるために、種族数は3種族以下とすべきです。

したがって、自分のミニオンの種族数は3種族以下かつ3種族以上、すなわち3種族ぴったりにするべきです。

 なお、同じ混成構成として《光牙の執行者》のバフを中心とした「他種族混成」もありますが、本記事では「3種族混成」のみに絞って述べさせて頂きます。

 

 

2.「3種族混成」における盤面のミニオンについて

バトグラで自分の盤面にミニオンを並べられる枠は7枠あります。この7枠の用途について「3種族混成」では以下の3つに分類できます。

①エースミニオン枠(3枠)

②バフ入替え枠(1枠)

③自由枠(3枠)

 

①エースミニオン枠(3枠)

「3種族混成」にてミナジェリ族で集中的にバフする対象とするミニオンの枠です。3種族1体ずつなので3枠としています。この構成ではエースに必要な条件は「何らかの種族を持つ」ことだけです。なので、種族さえあればどのミニオンでもエースとなりえます。ただ、その中でもエースに相応しい効果を持つミニオンは存在します。以下の通りです。

 

バフ前の基礎スタッツが高い

常に相手のミニオンよりも高スタッツになりやすいです。

例 《アニヒランのバトルマスター》《魔獣》《マルガニス》、各種グレード6ミニオン

 

スタッツが自動で成長する

最終的に相手のミニオンよりも高スタッツになりやすいです。

例 《金ぴかつかみとりゃー》《放銃のレイザーゴア》

 

聖なる盾を持っている、あるいは付与できる

相手ミニオンを一方的に攻撃できます。

例 《ハジキロボ》《ブロンズの番兵》、その他各種メカ

 

隣のミニオンまでまとめて攻撃できる

こちらも相手ミニオンを一方的に攻撃できます。通称3WAYと呼ばれます。

例 《洞窟ヒドラ》《エネミーリーパー4000》

 

猛毒を持っている、あるいは付与できる

相手のミニオンに一方的に倒されにくいです。他と比べ消極的な理由です。

例 《マイエクスナ》、各種マーロック

 

以上のミニオンをエースとして集中的にバフできれば、他のミニオンをエースとする場合と比較し、戦闘での勝率は高まることでしょう。

 

②雄叫びバフ入替え枠(1枠)

雄叫びバフを買って売ってを繰り返すために空けておく枠です。

バフミニオンに関して、この場で2点主張しておきます。

 

エースミニオンが決まり次第、ミナジェリ族は逃さず購入するべき

『1.「3種族混成」とは』でも述べましたが、バフミニオン1体当たりのバフ量においてミナジェリ族はトップクラスです。構成を「3種族混成」にすると決まり、エースミニオンをバフする際、ミナジェリ族以上に欲しいバフミニオンはそういない(《毒毒フィン》等の能力付与は別)ので、積極的にミナジェリ族は購入すべきです。特に《ミナジェリのマグ》は弱そうな見た目と声から蔑ろにされやすいので、見逃さないよう注意した方が良いかと思います。

 

エースミニオンとしてマーロック、メカを優先的に選択すべき

バフ効率の観点で考えると、バフミニオン1体当たりのバフ量と同じく、バフミニオンを購入するためのコストも重要になります。酒場フェイズで最も無駄なコストは酒場の入替え(リロール)なので、可能な限り1ターン当たりのリロール数を減らしたいです。バフミニオン数が多い種族をエースとすることで、酒場に並んだバフミニオンが有効となりやすく、リロール数を抑えてバフミニオン購入に多くのゴールドを充てることができます

バフミニオン数が最も多い種族はマーロックです。特に《毒毒フィン》の猛毒付与や《原始フィンの見張り番》での低コストバフはバフ効率が高いため、エースとしてマーロックは優先的に選択すべきと考えられます。

次にバフミニオン数が多い種族はメカです。特に《マジウザ・オ・モジュール》等の超電磁ミニオンのバフ効率が高く、メカもエースとして優先的に選択すべきと考えられます。

 

③自由枠(3枠)

自由枠なので何を入れてもいい、というわけでもなく、以下のいずれかに該当するミニオンを選択する必要があります。

・種族を持たない

・エースミニオンと同じ(トリプル用)

・エースミニオンと種族は同じ

・すべての種族を持つ

 

種族を持たないミニオン

《ブラン・ブロンズビアード》

「3種族混成」の自由枠として最も手に入れたいミニオンです。効率的にバフすることがコンセプトの「3種族混成」にて、バフ効率を2倍に高めることができるこのミニオンは、最優先で手に入れるべきです。

例えば、1ターンの間にエースミニオンへ+2/+2バフを4回付与する場合、通常だと総バフ量は+8/+8ですが、《ブラン・ブロンズビアード》が盤面にいると総バフ量は+16/+16になります。この総バフ量差+8/+8がターンごとに積み重なっていくので、最終的にブランを持つ混成と持たない混成では構成の強さに大きな差が生まれます。

「3種族混成」の中でもひときわ重要度が高く、このミニオンを獲得するために、トリプルなしでグレード5に上げたり、またはグレード4でトリプルを狙います

 《花形選手》

「3種族混成」の自由枠で特に手に入れたいミニオンです。このミニオンは雄叫びミニオンを自分の盤面に置くごとにバフされるため、実質総バフ量の底上げとみなせます。バフ効率の観点から、優先的に購入すべきミニオンです。

例えば、《花形選手》が2体並んでいる状態でエースミニオンへ+2/+2バフを付与すると、《花形選手》それぞれが+1/+1バフされるため、総バフ量は+4/+4となり、実質《ブラン・ブロンズビアード》と同じバフ効率となります。また、エースミニオン3体にそれぞれ単体+2/+2バフを付与する間に《花形選手》は+3/+3バフされるため、エースミニオンよりも高スタッツになることも多いです。

もちろん、ミナジェリ族のようなバフ量の多いミニオンではブランほどの効率は見込めないこと、エースミニオン以外のバフであり実質バフが分散していることは事実ですが、それでもエースミニオンに次ぐ戦闘員として期待できる強さはあります。グレード3~4で酒場に並んだ際には優先的に購入してよいミニオンだと思います。

 《献身の英雄》

上記2種に比べれば優先度は低いですが、十分に活躍できるミニオンです。断末魔能力で聖なる盾を味方のエースミニオンに付与できるため、「エースミニオンの体力1のコピー」いわば「4体目のエース」としてみなせます。特に、トリプルした《献身の英雄》は1枠でエース2枠分とみなせるので強いです。また《バロン・リーヴェンディア》と組み合わせると聖なる盾の数が2倍となるため、2枠でエース4枠分とみなせます。エースが2枠増えるのですから、非常に強いです。

ただし、エースミニオンがそこまでバフできていないと効力が発揮できない、そもそもエースミニオン以外に聖なる盾が付与されることがあるため、トリプルできていない場合は無理して盤面に残さず、売却することも視野に入れるべきだと思います。

 《光牙の執行者》

3種族なので毎ターンの総バフ量は+6/+3となります。バフ量はミナジェリ族並みではありますが、戦闘では活躍できないうえ《ブラン・ブロンズビアード》ほどのバフ効率もないため、戦闘に入る際に②バフ枠として置いておく利用が主となります。

 《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》

購入時点から単体で強いミニオンです。特にエースミニオンが聖なる盾を持っていた場合には積極的に採用すべきミニオンだと思います。ただ、バフは簡単にはできないので、あくまで最終形のつなぎと考え、他に欲しいミニオンを獲得次第、潔く手放しましょう。

 

エースミニオンと同じミニオン

のちにエースミニオンでトリプルすることを前提とすれば、同じミニオンを複数並べても、ミナジェリ族のバフは集中しているとみなせます。とはいえ、バフ対象を指定できる場合は、同じミニオンのうち一方のみに集中してバフしましょう。なお、トリプルを作りグレード6の《アマルガドン》を獲得することは「3種族混成」において積極的に狙うべきです。

 

エースミニオンと種族は同じミニオン

最初に述べた通り、ミナジェリ族のバフを集中するためには、エースミニオン以外の種族持ちミニオンは盤面に居ない方が望ましいです。しかし、一部の種族には種族単位での全体バフがあり、ミナジェリ族のバフが集中する以上のメリットが得られることがあります

 <マーロック>

バフミニオンの一覧から分かる通り、大半のマーロックバフが種族全体を対象としています。マーロックを複数体盤面に置いておくことで、全体バフのバフ効率が高まります。しかも、いずれのマーロックも《毒毒フィン》により猛毒を付与できるので、多くの場合相手のミニオン1体を道連れにでき、お荷物になるリスクは非常に低いです。

 <メカ>

全体バフは攻撃力のみですが、《マジウザ・オ・モジュール》の超電磁でいずれのメカにも聖なる盾を付与できるため、ミニオンの単体性能がかなり高くなります。しかも、エースミニオンが《ハジキロボ》であれば、断末魔でのトークン召喚で《ハジキロボ》に聖なる盾を付与できるので、《献身の英雄》以上の働きを見せることができます。

 <ドラゴン>

「3種族混成」としてエースミニオンを十分バフした後にトリプルで《カレクゴス》を獲得した場合のみ考慮します。《カレクゴス》の能力でドラゴンの数だけバフ効率が高まるため、自由枠をすべてドラゴンにすることもあります。もちろん、エースミニオンがそこまで育っていない場合は、エースミニオンを売却しドラゴンに染めることも検討します。

 <悪魔>

全体+1/+1バフはありますが、エースミニオン以外は中途半端にしかバフできないので、元々スタッツの高い《アニヒランのバトルマスター》《マルガニス》《インプママ》を複数手に入れた場合のみ検討します。

 <海賊>

全体攻撃力バフはありますが、エースミニオン以外は中途半端にしかバフできず、元々スタッツの高いミニオンもいないので、論外です。

 <獣>

全体バフがないので論外です。

 

すべての種族を持つミニオン

《アマルガドン》

「3種族混成」の自由枠として、《ブラン・ブロンズビアード》と同じくらい手に入れたいミニオンです。

まず、雄叫び効果でランダムに4回適応できます。(3種族+《アマルガドン》自身の計4種族が盤面にいるため)

《ブラン・ブロンズビアード》が盤面に居る場合は8回適応でき、約50%で聖なる盾と猛毒を自前で両立できます。

適応に関する確率の詳細については、こちらの記事を参照してください!

pei8974.hatenablog.com

また、すべてのバフの対象にできます。そのため、バフミニオンがすべて有効となり、リロール回数を減らすことができます。加えて、エースミニオンへの全体バフのバフ効率も高められます。

盤面が4種族扱いとなるのでミナジェリ族のバフが集中しなくなるデメリットはあるものの、単体性能の高さ、バフ効率の底上げへの寄与といったメリットがあまりにも大きく、このミニオンを獲得するためにグレード6に上げたり、またはグレード5でトリプルを狙います

 

 

3.「3種族混成」の特徴

「3種族混成」の特徴は、主に以下の2点です。

 

特定のミニオン・種族に依らない

『2.「3種族混成」における盤面について』の内容からも分かる通り、「3種族混成」は他の構成と異なり、必須となるミニオン・種族はいません。優先的なミニオン・種族はありますが、必須ではないので、それらに該当しなくとも上位を目指すことは可能です。そのため、ゲーム序盤(~7ターン目)に他の構成に必要なミニオンが取れず、しかもヒーローの体力が減っている場合、ゲーム中盤に目指す構成の有力候補となります。また、ゲーム中に出現しない種族が何であれ、常に構成の候補として選択することができるため、使い慣れておけば活かす機会も多くなります。

 

《ブラン・ブロンズビアード》との相性が良い

「3種族混成」は他の構成と比べ種族数が多いため、有効なバフを購入できる確率が高いです。そのため《ブラン・ブロンズビアード》の雄叫び2倍能力をより多い回数活かすことができます。2020/09/04現在、《ブラン・ブロンズビアード》そして《アマルガドン》を獲得できた「3種族混成」は1位になれるほど強い盤面となるので、《ブラン・ブロンズビアード》を引いた際に1位を狙ううえで「3種族混成」は有力な候補となります。

 

以上2点をまとめると、酒場の引きが良く1位を狙う場合も、引きが悪く何とか上位に滑り込む場合も、禁止種族に関わらず「3種族混成」は候補となる構成です。最も候補となりやすい構成だということは、勝率を高めるために最も理解しておくべき構成だと言えるでしょう。今回「3種族混成」に注目して記事として整理したのは、この考えがきっかけです。

 

なお「他種族混成」には注目しなかったのは、グレード5ミニオン《光牙の執行者》が実質必須となる構成だからです。引きが悪くグレード5に上げることができない場合には目指しにくい構成なので、「3種族混成」よりも汎用性が低いと判断しました。

 

 

4.「3種族混成」になりやすいヒーロー

「3種族混成」になりやすい、ということは「3種族混成」を積極的に目指すことが多い、ということです。

「3種族混成」を積極的に目指すのは、主に《ブラン・ブロンズビアード》をゲーム序盤~中盤に獲得できた場合です。

したがって《ブラン・ブロンズビアード》を早期に獲得できるヒーローは「3種族混成」になりやすい、ということになります。

 

《ブラン・ブロンズビアード》を早期に獲得できるヒーローの特徴は以下の通りです。

①グレード5に早く上げやすい

 a.序盤に盤面を強くでき、グレード5に上げるターンに盤面を強化できなくても戦闘で大敗しにくい

 b.グレード5に上げる際に、盤面を十分に強化できる

②グレード4で早くトリプルを作りやすい

 a.より多くのミニオンを獲得・選択できる

 b.酒場のミニオンを偏らせることができる

③上記以外の方法で《ブラン》を獲得できる可能性がある

 

以上の特徴に当てはまるヒーローの例は以下の通りです。

① a. リッチキング、ヨグ=サロン、ケルサス、ミルハウス、ピラマッド、バズィアル

  b. アレクストラーザ、クラッグ

② a. マイエヴ、ラファーム、ノズドルム

  b. ブラン、イセラ、フラァグル

③ トキ、テス

 

特にこれらのヒーローではゲーム序盤から「3種族混成」を意識しておき、ゲーム中盤に《ブラン・ブロンズビアード》を獲得できた際、特に構成が決まっていなければ「3種族混成」を目指せるよう、心の準備をしておくと良いでしょう

 

 

5.「3種族混成」でのプレイングに関する各論

ここでは、中級者向けにプレイングの細かな話を記載しておきます。私自身、全体的に諸説ある内容だと思っているので、この記事をたたき台としてコメント頂いても構いません。

 

購入するバフミニオンの条件は?

基本的に、盤面への総バフ量が+2/+2以上なら購入すべきだと思います。

このゲームではリロールに消費するゴールドが一番勿体ないので、《ミナジェリのジャグ》を探して確実性も無くリロールするくらいなら、効果のあるバフは片っ端から買った方が最終的なバフ効率が良くなることが多いです。

+3/+3以上を基準とすると、《ブラン》《花形》無しでは大半のバフが購入範囲外となるため、+2/+2を基準とするのがリロール回数削減を鑑みて妥当なのかと思います。

なお、戦闘に負けたら脱落しそうで、かつ単なるスタッツバフでは勝てない場合はこの限りではありません。その場合は相手の構成に有用なお助けミニオンを探してリロールします。

(例)相手がディバシメカなら《ハジキロボ》をさっさと倒すため《不安定なグール》を探します。

 

ヒドラ》を《猟犬使い》でバフするか?

他に挑発が2体以上いる、《クズ拾い》や別の《猟犬使い》が酒場に並んでいる、バフしないと脱落しそう、のいずれかに当てはまれば、《ヒドラ》を《猟犬使い》でバフする方向で検討します。

まず、《ヒドラ》を《猟犬使い》でバフする際のメリット・デメリットを整理します。

メリット

・《ヒドラ》のスタッツが大きくなる

・《ヒドラ》が《クズ拾い》のバフ対象となる

・《ヒドラ》を《猟犬使い》や《アルガス》で気兼ねなくバフできる

デメリット

・《ヒドラ》の攻撃より前に相手ミニオンが《ヒドラ》を倒してしまい、3WAY能力を活かせないリスクが高まる

ヒドラ》を先頭にする場合、《ヒドラ》以外に挑発がいない場合は50%の確率で先に殴られてしまいますが、挑発が他に1体いれば25%、他に2体いれば17%の確率まで下がります。個人的に80%以上は信用しているので、挑発が2体以上いる場合はメリットが上回ると考えています。

また、そのターンのバフ効率が高まるのであればメリットが大きくなりデメリットを上回ります。すなわち、リロールせずに《ヒドラ》を《クズ拾い》や別の《猟犬使い》で更にバフできるようであればメリットが大きいでしょう。

また、そもそもバフしないと脱落しそうであれば、運良く《ヒドラ》が先に殴れることを祈るしかない場合もあります。

以上が《ヒドラ》を《猟犬使い》でバフしたいパターンですが、ここまでの話は前提として《ヒドラ》を先頭に置くことを考えています。他プレイヤーの構成が事前に概ね分かっており、挑発と猛毒を持つミニオンがいる等《ヒドラ》を左から2体目以降に配置する方が効果的な場合は、デメリットが大きくなるのでこの限りではありません。あしからず。

 

《ブラン》のトリプルは目指すか?

グレード5ならば《ブラン》のトリプルを目指します。グレード6ミニオン、特に《アマルガドン》を獲得することが目的です。

《ブラン》が盤面に1体いる状態で、ブラントリプルに必要な購入ゴールドは6ゴールドです。6ゴールドをすべてバフに利用すると通常《ブラン》の能力込みで総バフ量は最低+12/+12と算出できます。ゴールデン《ブラン》と通常《ブラン》では雄叫び回数の差を1回であることを考えると、このバフ量を《ブラン》トリプル後に取り返すには12ゴールド必要となり、少なくとも2ターンはかかります。《ブラン》トリプル後に3ターン以上ゲームが長引くことは少ないので、ゴールデン《ブラン》の能力上昇の観点では、むしろトリプルしない方がよいと考えられます。

しかし、トリプルによってグレード6ミニオンを獲得できることが重要です。ゴールデン《ブラン》から得た《アマルガドン》は12回は適応できるので、まず間違いなく聖なる盾と猛毒を両立しつつトークンには倒されない程度のスタッツを持つので、即戦力として盤面を強化できます。なので、《アマルガドン》を獲得するためとして《ブラン》のトリプルを目指せばよいかと思っています。

ただ、すでにグレード6であればリロールした方が《アマルガドン》を見つけやすいので、酒場に《ブラン》が2体並んでおり確実にトリプルが作れない限りはグレード6で《ブラン》のトリプルは目指す必要はないでしょう。

 

終盤のミニオンはどれを狙うか?

ゲーム終盤は自分の盤面の強化よりも戦闘相手に勝つことが優先されるので、愚直にバフするよりも相手の構成に有利なお助けミニオンを取るべきなことが多いです。

お助けミニオンの候補についてはこちらの記事を参考にしてください!

pei8974.hatenablog.com

 

6.おわりに

2020/09/05現在、「3種族混成」は最もメジャーな構成の1つだと思うのですが、詳しい記事がなかったので自分で書きました。そもそもの構成名含め、思うところあればコメント頂けると嬉しいです!

バトグラは今後大会など開かれ、より規模が広がっていくと考えられます。それに応じて各種記事の需要も高まると予想されます。

なのでみなさん、是非記事を書いてみてください!